所長挨拶

このたび医学総合研究所所長を兼務させて頂くことになりました。ご指導、ご支援賜りますようお願い申し上げます。本研究所は、平成10年度に組織された難病治療研究センターに始まり、難治性免疫疾患研究センター、難治性疾患研究センターを経て平成22年に設立されました。免疫学、分子腫瘍学、運動器科学などの分野で高度の研究が展開され、教育面でも多くの大学院生を指導して成果を上げています。また、研修会やセミナーも定期的に開催され活発な討論が交わされています。

昨今は、研究施設や設備の効率的な運用が特に求められるようになりました。新宿キャンパスの中央校舎共同利用研究室や西新宿キャンパスの臨床共同研究センターなどの活動状況を考え、本研究所の中にこれらを合わせた共同研究利用施設を組織すべく、本研究所の組織が一部改編されました。大きく研究部門と共同利用研究部門を置き、それぞれ黒田雅彦教授と中島利博教授に副所長をお願いしました。今回の改変を機に私立大学等経常費補助金の特別補助が採択されましたが、科研費などの獲得とともに研究組織の財政基盤を強化して行かねばなりません。ただ、研究の活性化と発展は人的資源によるところが大きく、研究意欲の高い教員や学生の確保がきわめて重要です。本学では、研究医育成コースや大学院生の交換留学などの計画も進んでいます。

多くの臨床例を日々経験する東京医科大学では、臨床各科と密接に連携して研究を進め、新規診断法や治療法を開発していく必要があります。このたび、研究内容や実施にあたっての方向性を全学的に検討する組織として、研究戦略推進会議を設けました。本学らしい研究の発展に寄与できればと考えます。研究の活性化は学術、経営両面から私立医科大学の存在意義と大学力を高めることになります。日本の大学の研究力低下が指摘されていますが、本学では研究と教育のactivityが高く維持され、世界に発信できる研究成果が積み重ねられることを期待しています。

 

医学総合研究所 所長

鈴木 衞    



 

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